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毒風呂

”貧乏閑だらけ”ジャスミンの読書ブログ

“十二国記 白金の墟 玄の月” 小野不由美

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2001年「黄昏の岸 暁の天」で命からがら戴から助けを求めてやって来た将軍李斎の
願いを聞き入れた慶国の王陽子に賛同して集まった国の王とその麒麟達は
行方不明だった戴国の麒麟を探し当てるが 何としても戴の国王驍宗を探さなくてはという
戴の国民二人を心配げに見送ってから早18年
一時はもう作者の中では終わってるという発言に希望を見失いこれまでかと諦めていたら
2013年には短編集 そして去年新作を書いているとの知らせがあってから
この日を指折り数えて待っておりました
原作を知らずたまたまアニメで観てからハマったクチですが
逆にこの独特な世界観や国の成り立ちはアニメを先に見たから解り易くなったのだと思う
ただ「黄昏~」と泰麒が行方不明になってた時を描いた「魔性の子」はアニメ化されてない
多分NHKはもう作る気が無いだろう 残念だが
(ちょっと場面的にエグイ部分が増えるからな)

さて慶の暁天を去ってから苦難の道を歩む今作は是非読んで頂きたい
勿論シリーズを最初から読んで貰いたいからここではネタばれは避けさせてもらおう
損はさせませんって
これでこの十二国記は終わってしまうのだろうな
小野先生お疲れ様です!
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今日の本

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図書館の返却期限は明日
でも当分良くなるって保証は無い 
で今朝はお昼過ぎまで何とか持ちそうなくらい良い天気
昨日図書館HPで読みたかった本が入荷してるのを発見して逃したくなかったので
行けるところまで行ってみるかと頑張って行って来た
結果 帰りはポツポツと降られながらも無事生還
今日行って良かったぁ~

昨日は一応初雪降ったらしいが 自分は全然見てないから実感無しだけど
いやぁ寒くなったねぇ
今朝は急いでてデジカメ持ってくの忘れたから撮れなかったけど
白神山系にも白い雪が見えてました
白鳥も煩いのですが 驚くことなかれ9月の頭にはすでに来ていたので(早すぎだろ!)
大した感慨も無い冬の始まりで御座います

さて只今念願の十二国記新作の世界に絶賛没頭中!
読み終わるのが怖いくらい楽し~!!

“幻想即興曲” 西澤保彦

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弟のリンゴ農園バイトは無事1週間前に終了したのだが
どーにもこーにも夜10時前に睡魔に襲われ朝5時前に目が覚めるクセが抜けない
お陰で夜は読書が捗らないし 貰ってきた加工用のリンゴの処理にも追われ
結局集中して読めるのは朝の2~3時間だけ
なんで中々読み進めなくてイライラだよ まったく

で やっと読み終えた今作
サブタイトルに「響季姉妹探偵 ショパン編」とあってあれ?シリーズ物?ってググったが
このシリーズは残念ながらこれ1冊のみ 出版された時期が2012年とあるので
作者さん自身の中ではもう終わってるのかもしれない
前回読んだ「下戸は勘定に入れません」の巻末に著作リストがあってその時点(2014年)でも
相当の作品数だったので 次から次へとアイデアが浮かんで書きたい事が一杯あって
アウトプットが追いつかないタイプの作家さんなのかな?
物語は
出版社勤務でボーイッシュな姉智香子とピアニストのほんわりした妹泳依子の響季姉妹が
姉が持ち込んだ有名ミステリ作家から預かった作家になるきっかけとなった
作家の身に起こった殺人事件を描いた作品を前に推理をしていて
そこに書かれてる事とは異なる見解を持ち始めるが…

ページのほとんどがその事件について延々と描かれており
肝心の響季姉妹の出番が最初と最後のちょっとだけだったのでちょっと残念なのは確かかな
シリーズ化されなかったのはそこが原因かも
もっとも今後出るかもしれないけどね

やっぱ返却期限内に行けそうにない天候が続くみたい
これから初雪だとか… 積りはしないだろうけどね

“下戸は勘定に入れません” 西澤保彦

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十二国記も読みたいが図書館の本も読みた~い(贅沢な悩みだ)
まだ返却期限は余裕だが天気予報では満遍なく悪天候で
もしかして行けないかも…
そうなったら図書館HPで延長するしかないね(多分予約があるような本は無い)

さて西澤さんの著作は読書録にしてないけど何冊か読んでるかな
今作はお酒を飲んだ時と同じ日時曜日 つまり何月何日の何曜日が同じで
その時一緒にお酒を飲んでた人も同じだったらその人を巻き込んで
タイムスリップが出来るという不思議で でもあまり役に立たない能力を持つ男古徳の物語
死に場所を求めて雪の中フラフラと酒を片手に歩いていた古徳は
偶然学生時代まで親しくしてた友人早稲本と再会する
誘われるまま自宅に招き入れられ酒を交わすうち
学生時代のコンパの場面にタイムスリップしていた事に早稲本は戸惑う
そこで古徳の彼女で後に自分の妻となった女性に声をかけ二人でホテル街へしけこむ姿があり
気まずい空気が流れるが その時出来た娘の事で悩んでる早稲本は
古徳に意外な事実を語りだす

この調子で自殺願望に捕らわれ続ける古徳を周りが何とか止めようとして
そこへタイムパラドックスが絡んでちょっとカオスになるという
不思議な連作短編集となっております
酒がふんだんに出てくるけど私的にはビールが苦手なので
ジャックダニエルで十分で御座います
さっき赤ワイン(今回は1.8リットル入りの紙パックのヤツ)で
またリンゴのコンポートを作ったので今度こそホットワイン!

“真夜中の探偵” “論理爆弾” 有栖川有栖

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別物に見えますが同じ「空閑純シリーズ」第2弾と第3弾です
図書館あるあるで入荷する時次第で色んなヴァージョンになってしまったというやつ
第1弾「闇の喇叭」を12年の頭くらいに読んで続編が図書室に入荷する事もなく
そのまますっかりタイトルも作者さんも忘れて記憶の彼方 読書録にもしてなかったっけ
けど最近になってそういえば続きがありそうな終わり方だったなと凄く気になって
でもうろ覚えの内容以外全部忘れててネットで検索しまくってやっと思い出したのね
そして続編が2作出ていてしかも図書館にあったので早速借りてきた

「闇の~」の最後でかっこよく今までの生活を捨て一人で生きていこうと純が遁走した
場面で終わったのでてっきりその後アンダーグラウンドに潜って一人逞しく探偵として
やって行けてると思いきや 家出先は逮捕された父の弟一家の住む大阪で
叔父一家に身元引受人として見守られつつ
一人暮らしはしてるもののアルバイトで生活を支えるのに精一杯で
学校にも行かず 行方不明の母を探す手立てもなく悶々としてるだけ
なんか勇ましかった割にとても現実的でちとガッカリ
いつ戦争が起きてもおかしくない世界だし何より小説なのにね
そこへ同じく探偵をしていた父母に仕事を斡旋してた金持ちのボンボンからやっと声がかかり
母の手がかりが解るかと喜んだのも束の間 危険だからもう探すなの一点張り
経験も無い子供が探偵なんてとんでもないと認めてもらえず落ち込むばかり
父を逮捕した明神刑事もしつこく見張ってる中
ボンボンの家に出入りしてた元探偵の死体が見つかり探偵斡旋業が警察に知られシステムは崩壊
どうしても探偵になって母を探したい純は
とうとう行方不明になった九州まで探しに行き不思議な殺人事件に巻き込まれるのだ

最後にはてっきり母が見つかって目出度しめでたしだと思ってたら
母は独立分離した国に居るというところで終わってしまってとっても欲求不満
間を置かずして第3弾まで出た割にはその後続編は出ておりません
これで終わりなのは納得行かないな