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毒風呂

”貧乏閑だらけ”ジャスミンの読書ブログ

“影を呑んだ少女” フランシス・ハーディング

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久しぶりの翻訳モノ
図書館の新刊コーナーにあって目に付いたので借りてみた
国内の作家さん以上に海外の作家さんの情報はこちらから積極的に調べてないと
新しい情報が中々手に入らない(そして私はそんなに詳しくない)
新刊コーナーとか書店の平台に積まれてないと手に取ることすら難しいから新刊コーナーは有難い

物語は
17世紀のイギリス 国王と議会が対立している真っただ中
親戚の家の片隅で息を潜めて暮らしている母娘がいた
母は娘に強固に頭の中に入り込んで来る「何か」と戦って勝つよう仕向けられ疲弊していたが
成長するにつれ どうしてそんな酷い事をするのかと反発を覚える
頑として教えようとしない父親の情報を少しずつ聞き出してるうちに自分のせいで母が亡くなり
ショックを受けた娘は自暴自棄になり「何か」を自分の中に迎え入れてしまう
今後面倒を見る気がさらさらない親戚に父親の情報を教え父親の親戚が迎えにやってくる
父親の家は名家らしいお屋敷で これで辛い生活から抜け出せると思ったのも束の間
父親はすでに他界しており 娘はただの使用人として扱われ腹違いの兄と共に
何度もお屋敷から逃げ出しては執拗に連れ戻されながら2年の月日が経つ頃
娘は一族に隠された驚愕の事実を目の当たりにする
一族は代々幽霊になって子孫の器(体)の中に入り込み 記憶を糧に王室に取り入っていたのだった
このままでは自分も兄もその器として扱われ自分が自分でいられなくなる
その為に母親は娘を鍛えていたのだった
理解した娘は中に取り込んでいた熊とタッグを組んで逃げ出し 一族を葬り去ろうと動き出す

ちょっとネタばれですね
それでもこの面白さは読んでみないと判らないと思う
非力な分(時として熊と入れ替わるが) 行き当たりばったりではあるが
幽霊を取り込んで味方につけ知恵を得て危機を脱出していく様は子気味良いのです

さて新刊コーナーと並ぶ情報を得られる大事な媒体として
今回は巻末の広告と(翻訳系は広告が載ってる事が多い) 
中に出版社の新刊案内のしおりが入ってて 他の本についても収穫があった
中でも楽しみにしていたエドワード・ケアリーのマダム・タッソーの半生を描いた「おちび」
広告が載ってて 去年の11月に上梓されてたのを知って図書館HPで検索したが無かった(泣)
図書館には入ってきそうにないかも… 残念!
値段が4,400円… 手も出まい
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“システィーナ・スカル” 柄刀 一

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ついつい「本好きの下剋上」を繰り返し読んでしまって他のが読めなくってます ヤバイ…

このブログを始めてネットが繋げなくて読書録をお休みしてた頃に読んだ作品で
絵画修復士が好事家の私設美術館で子連れで修復中に
密室殺人に巻き込まれ推理するという物語を先頃思い出して すっかりタイトルと作者をド忘れしてて 
(図書室の移動図書の蔵書だったのでもう図書室には現物が無い)
気になって 有れば続編が読みたくって いくつかのキーワードで検索をかけて
出て来た結果がこのサブタイトル「絵画修復士 御倉瞬介の推理」だけ
早速アマゾンで調べたらこのシリーズは3作品あって でも私が読んだのとは違う気が…
ならば読んでみるしかない! と図書館HPで検索してあった今作を借りて来た

私が読んだのは子供(男の子)を連れた30代から40代くらいの男性の話だったが
この作品はまだ20代後半で修復を学んだイタリアに居を構えて修復の仕事をしている青年御倉が
依頼先で巻き込まれた事件や 表題作のシスティナ礼拝堂で修復に携わった話
恋人シモーナの一族や先祖が隠し続けて来た秘密
そして最後には子供を連れて妻との「思い出」に浸る御倉の物語が出て来たので 
やっぱりこのシリーズだったのかしらん?と思うも やっぱちょっと違うけど
こちらの作品は作品で楽しめたので 他の2冊も読んでみたいわね

インスタの手軽さに負けて 毎日楽しみにしてたブロガーさんが減って行く中
何人か続けてくれてる海外にお住いの方が書かれてるブログで
ユダヤ人が迫害されてる(今現在の話ですよ)という内容がたまにあってですね
日本にいるとユダヤ人はホロコーストやアンネの日記のイメージで
好き嫌いを言うほどには知らないのですが
今作でシモーナの先祖が迫害を恐れてユダヤ教徒からキリスト教徒に改宗して
それでもナチスに捕まってやっと生きて帰って来れた事から起きた事件が出て来ます
白人や黒人というようなハッキリと人体的特徴のあるユダヤ人が居る訳じゃなくて
ユダヤ教を信奉しているってだけなんだが
そこを何とか明文化して差別しようとしたナチスには改めて反吐が出る
今の黒人差別を差別するポリコレ警察もそこから何ら変わってない
頭冷やせ目を覚ませ

今日の本

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大雨が降っててエラい事になってる地方に比べたら 大して降ってないけど
昨日まで雨続きだったから 申し訳ないくらい晴れた今日は食糧を仕入れにお買い物へ
図書室の本も気が乗らなかった1冊を除いて読んでしまったので
今度こそ小路さんの本~っと寄ったら無事あって借りて来た やった~!

食糧の他に玄米10キロ持ってってコイン精米に寄って来たので
最初っから自転車が重いわ 行く先々のスーパーで全荷物をカートに乗せたり降ろしたりで
も~疲れたのなんの(流石に自転車に置きっぱなしは怖い)
汗だくで帰ってクールダウンの水浴びしてたらやけに水の出が良い 良すぎる!
私が出かけてる間に水道メーターの取り換えに来たらしく 元栓全開にされたらしい
洗濯しようとちょっとひねったら思いっきり出てホースが裂けたし
恐るべし水圧! ちょっと締めてくるか

こっちにその大雨が早くおすそ分けされて 被害がこれ以上続きませんように
梅雨前線さっさと北上して来い!

“本好きの下剋上 第二部 神殿の巫女見習い” ③~④ 香月美夜

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直ぐに読みたかったけど ちょっと自分にS
いや先に借りた図書室の本を読み終えたかったからね
(秋川さんのもササっと読めてしまうので先に読んだけど)

不思議魔法植物トロンペ討伐先で横柄な中級貴族に殺されそうになったマイン
だから言わんこっちゃないと神官長に上級貴族との養子縁組を約束させられてしまう
(今すぐという神官長を説得して2年の猶予は勝ち取ったが)
印刷関係の依頼で頼っている工房の見習いに ギルベルタ商会の令嬢と勘違いされて
パトロンになってくれと懇願され 巫女見習いの身分は隠して印刷活字を作る事を条件に引き受ける
活字は思った通りの出来でこれで大量印刷で本が作れる喜ぶが
神官長に養子になるまでは大人しくしてた方が身の為だと脅され延期になり落ち込むも
弟が生まれ赤ん坊向けのおもちゃや絵本を次々と発明する事に
巫女としての仕事で郊外の農村に春の祈念式へと出かけたマインは
一緒についてきたこれまた横柄な青色神官に振り回され疲弊する中 行く先々で襲われる
裏で天敵神殿長が貴族と企んでマインを誘拐しようと暗躍し始めたのだ
そしてとうとう神殿の中に侵入され 家族にまで危険が及ぶのを目の当たりにし
マインは養子縁組を前倒しで受け入れ 家族と決別する決断を下す

こうくるだろうなと解っていてもお決まりの展開でも やはり読んでいて楽しい
やはりこれは連続して一気に読みたかったね
そして次のシリーズも直ぐに読みたいところだが 絶賛貸し出し中で予約待ち有り
自分も予約したいところだが バラバラで順番が前後したら嫌なので諦めた
真夏なんで頻繁に行けそうにもないしで もうちょっと先だな
任天堂スイッチが手に入るのとどっちが速いか見ものだ(自虐)
スイッチが手に入ったら間違いなく 当分は読書にまで手が回らないだろうから
やっぱ早く読みたいよ~

“ひとり旅日和” 秋川滝美

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人気が高くて図書館では中々手に取れない秋川作品
これも入荷してからずーっと貸し出し中でした 長かったなぁ

人見知りで自己肯定が低く 常にビクビクしている梶倉日和は
勤務先のパワハラ上司の格好の餌食にされ 事あるごとにネチネチと絡まれ疲弊している
採用を決めた社長からは心配され しきりに何か発散できる趣味をと一人旅を勧められる
丁度職場の先輩にひとり旅好きの女性がいて 詳しく聞いてるうちにひとり旅がしたくなってきた日和は
まずは近場で日帰りからとのアドバイスに熱海へ行く計画を立てる
計画通りにいかなかったり 自分の人見知り具合に呆れつつも
段々とひとり旅に目覚めていく

最初のひとり旅への導入部分が安易に予定調和すぎるのはちょっとアレだったけど
旅先での右往左往とグルメは共感しきり
素敵な男性とも知り合えたし まだ続きそうですね

ひとり旅というか旅自体は好きではないので 
ネットのお取り寄せで済むならそれで済ませたい派だし 大抵はそれで用が済むけど
現地でしか味わえない(食べ物しか興味が無い)ものを聞くと やっぱ実際行かないとねぇ
でも絶対行けない 面倒臭がりは治らない
福岡の鶏の水炊きのスープ 通販で買っちゃおうかな?
博多とおりもんも食べたい…