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“幸福の遺伝子” リチャード・パワーズ

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初めて読む作家さん
この直前に読んだ畠中さんの作品とは対照的に
全っ然 サクサク読めない!
読みやすいからって大した作品でないとは絶対思わないけど
読みにくいからって超絶難解という訳でも無いのだ
ちと読みずらいのは私の読解力の無さのせいです

一応SFという情報は与えられていたし
まるで地球をのぞき込む神の眼のような存在の語りで物語が進むから
そういう話なのかなぁと読み進むが何か違う
そして登場人物が出てくる度に主役(狂言回し)は誰なのか分からなくなる事に
多少イライラしながらも どこに着地するのか気になって何とか読み切った

物語はある大学の作文学の臨時講師の職にありついた
以前は人気があったが神経を病んで書けなくなった作家が
受け持ったクラスの中に居た 風変わりな自称ベルベル人の末裔の生徒に
翻弄されるところから始まる
その生徒の異常なまでのコミュニケーション能力の高さに疑念を抱いた作家は 
苦し紛れに大学のカウンセラーに相談するのだった
遺伝子学的に珍しいのかもしれないという思いつきから逃れられず
ある事件をきっかけに その考えを口にしてしまった事から
その生徒は騒ぎに巻き込まれてしまうのだった

もしかしたら近未来的なパラレルワールドが舞台なのかもと思ったが
ネットが盛んなほぼ現代とも思える
なんでネットで大炎上する様は現代と一緒だ
この不思議な生徒はコミュ好きが災いして追い詰められていくのだが
読んでてイラっとしたと言うのは言い過ぎだろうか
決して珍しい遺伝子などではなく
世間知らずの子供だっただけなのだから
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nightjasmin
Posted bynightjasmin