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“フォークロアの鍵” 川瀬七緒

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川瀬さんの作品は一番最初にデビュー作の「よろずのことに気をつけよ」を読んだ後
法医昆虫学捜査官シリーズにはまって それしか読んでこなかったのよねぇ
で たまにはそれ以外の作品も読んでみようかなと借りてきた

物語は
大学で口頭伝承による民俗学を研究している千夏は ネタ探しに
グループホーム「風の里」にやってくる
入所者 つまりお年寄りに昔話を聞きたかったのだが
まんべんなく痴呆状態のお年寄りばかりで 話が通じず困ってしまう
それでも我慢強く話しかけ 聞き出した話から絵を書いて見せる
そう千夏には行ったことのない場所であれば 話を聞いただけで
鮮明に頭の中に風景を3Dで思い描くという特殊な特技の持ち主だったのだ
その絵を見たお年寄りたちは それを機にどんどん昔を思い出し意識がハッキリしだす
だが一人だけ徘徊癖のあるルリ子だけは 意思疎通ができず
うわごとのようにつぶやく「おろんくち」という言葉が気になって
ネットに書き込み 情報を募ろうとするのだった

最初は認知症やグループホームの置かれてる立場に 打ちのめされますが
ちゃんと良質のミステリーとして組み立てられてます
最後にはえっ?!そこへ行く? 的な 思いもしない伏線が張ってあって
ビックリすること請け合い 読んで損はないのだ
密林のこの作品のカスタマーレヴューでも 痴呆や認知症に関することで
ちょっとした戦いになってたのよ
痴呆は医学的には悪化はしても治る事は無いといわれてるしね
でもでも やっぱ個人差はあると思うんだよね
たまに正気が戻る人だっているんだと思う
出産や生理に更年期の症状もそう 一人ひとり違うんですよ
正解なんて無いのよね
人と違うからって気にする事は無いし こうだと決めつけないで欲しいわん
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nightjasmin
Posted bynightjasmin