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“百貨の魔法” 村山早紀

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昨日の「桜風堂ものがたり」に続き
一整が務めていた歴史ある書店が入っている老舗百貨店のお話
スピンオフってやつですね
どちらを先に読もうか迷って結局は出版が早い順に読みました

物語は
風早市という地方都市一古く歴史のある星野百貨店は
昭和戦後に贅を尽くして建てられた 素敵な百貨店だった
だが現在 どこの百貨店も経営には苦慮しており星野百貨店も例外ではない
建物の耐用年数も限度が迫り 消防法的にも合わなくなっていたが
今の経営状態では立て直す事も難しいと思われている
百貨店ながら書店を始め営業当時からずっと変わらず出店している店も多いが
もうじき閉店するのも仕方ないと諦めの空気も漂っていた
そこへ降って涌いた次期社長決定の噂
それは現社長の2度目の結婚相手との間に出来たバカ息子らしかった
これでは益々百貨店の存続も難しいともっぱらの評判である
そんな中 百貨店にホテルみたいにコンシェルジュを置くという決定がなされ
愛らしい けどどこか寂しげな女性結子が配属される
何故今更(潰れそうなのに)コンシェルジュ?という周りの疑問をよそに
百貨店を訪れるお客様や従業員の心を解きほぐしていく
彼女の正体は一体…

「桜風堂~」の方でも この百貨店がいかにステキか詳しく表現されていたので
読むのが楽しみでした
そして 本当にこんな百貨店があったらスゲェだろうなぁと
東京の銀座だってこんなん無いで ほんま
そんな凄いデパートが ちょい前まではどこの地方でも成り立っていたんだよねぇ
私の住むこんなド田舎にだってあったんですよ 星野の足元には及ばないけどね
勿論とっくに潰れて跡形もないんですけど
そこには 39年前に亡くなった母親との記憶とセットで思い出が色々とあって
あまりそりが合わなかった母親だったので 甘~い思い出でばかりではないのですが
それでも時々思い出しては ほろ苦い思いに浸ってしまいます
それでもデパートは楽しかったなぁと 思い出させてくれる本でした
あの頃は まさかこんな時代が訪れるなんて思いもしなかったねぇ…
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nightjasmin
Posted bynightjasmin