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“この世の春” 宮部みゆき

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出たのは2017年なんで結構前の作品ですが
ずーっと人気があって 必ず上下巻のどちらかそれとも両方が無い事が多く
中々借りられなかったのねん さすが宮部!
本自体もちょっと いやかなり傷んでいます 人気だとしょうがないな

借りられない期間が続いたので大体の内容が知りたくて
某アマゾンのレヴューとか読んでね
「孤宿の人」や「桜ほうさら」を彷彿とさせるような とある藩のお家騒動的な話に
ちょっと前までは多重人格症 いまは解離性同一症と呼ばれる病が絡んだ物語だと
大体想像が出来た
その時代にそんな病気があるのはおかしい的なレビューもあってね
いや 絶対昔っからあったっしょ ただその頃は狐憑きとかで片付けられていたから
心の病気とは思われてなかっただけなのよって思った
物語内では長崎で西洋医学を学んだ医者の先生がその病気がなんであるか理解してるという設定で
紡がれるその物語とは…
人望厚かった先代の北見藩藩主の跡を継いだ若き現藩主が
家老衆を蔑ろにして何処の馬の骨とも判らぬ男を重用して御家を傾けたとして
「主君押込」 つまり家臣によるクーデターを起こされた
藩の元作事方組頭で隠居した数右衛門の下に その重用された男の幼子を連れた乳母が現れ
娘の多紀は助けてあげたいと思うが 父は無情にも近くの寺へ行けと諭し
我が家はこの事に関係ないと押し黙る
父のお役柄藩主とは直接関係は無いのに 何故父を頼ったのか疑問を残したまま
父が身罷った直後 多紀は従兄弟の半十郎に召したてられ
思いもしない人が待つ場所へと連れていかれ 若い時に亡くなった母の素性が
人の霊魂を自在に操り意思を通じ合わせる技「御霊繰」を操る一族の末裔だと知らされる
若き藩主は何かしらの悪霊に取り憑かれていると聞かされ
それを直す手立てがないかと 娘の多紀が連れてこられたのだが
勿論多紀にそんな能力は無く そこで切腹させられた幼子の父も幽閉されていて
その男も多紀の母の一族の末裔で 多紀とは本当の従兄弟同士であり
藩主に取り憑いてる霊は 焼き討ちにあった己が御霊繰の村の亡霊だというのだ
村が根絶やしにされた理由は何か?
藩主を追い詰めた恐ろしい真実とは?
多紀や藩主をなんとか治したい医者と家老衆は 解決の糸口を探して調べ始める

「孤宿の人」や「桜ほうさら」の人間模様にミステリーを絡めて
いつもの時代物とはまた違ったテイストに仕上がっております
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nightjasmin
Posted bynightjasmin