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“エドウィン・ドルードのエピローグ” ブルース・グレイム

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去年暮バスで出かけて余った3時間で8割程読んだ作品
その時は予約本を待っていたので続きはその時にと中断して今回借りて来た

以前からディケンズの「クリスマス・キャロル」以外の作品を読みたかったのですが
「クリスマス~」以外置いてないのだよ(しかも3冊も)
そして彼の作品の中でも特に読んでみたいと思ってたのが未完の「エドウィン・ドルードの謎」
未完なのにとても興味を惹くこの作品には後世の作家もそそられたのは間違いなく
色んな解釈で続きを書いた作品が多く出ていてそれも読んでみたかったのね
その中の1冊である今作を図書館で見つけ即読み始めたのだ

読み始めてすぐ 現代のスコットランドヤードの刑事二人が登庁すると景色が一変してて
二人は80年近く過去にタイムスリップしていたという設定で 俄然引き込まれた 
記憶の片隅にあった古い事件が起きたばかりでその捜査を命じられた二人は
あっさりと現実を受け入れエドウィン・ドルード氏が行方不明になった事件を調べ始めるが
現代では当たり前の現場保持や捜査員の権利は街の管理者に委ねられ
指紋のシステムも存在しておらず 何より汽車や自動車のスピードの遅さに閉口するばかりだ
それでもなんとか捜査を進めているうちに新しい殺人事件が起こり状況証拠から犯人を断定するが…

作中裁判でちょっとした事で不躾な弁護人と未来では汽車や自動車のスピードが速くなるとか
世界と同時に会話が出来るようになるとか女性が陪審員としてそこに座るようになるとか
その時代ではありえなかった事で言い合いになって ちょっとムッとするのね
読んでる方としては 弁護人がバカにしか思えないのだが
この作品が書かれたのは30年代だから こちらからすればそれも十分昔だったのだ
彼らにスマホとかネットとか説明しても受け入れてもらえないだろうな
そーいやこの原書房のヴィンテージミステリーシリーズはタイトルのヴィンテージが表すように
ちょっと古くて時代に埋もれた知る人ぞ知る渋い作品を取り扱っていて
図書館でもよく見かけるし ちょっと前にもこのシリーズで読んだ作品も30年代のだったっけ

エドウィン・ドルードの謎は大体判ったけど もっと色んな関連作品も読んでみたいですね
勿論ディケンズのもですが 「荒涼館」も読みたいなぁ
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nightjasmin
Posted bynightjasmin