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“椿宿の辺りに” 梨木香歩

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図書館に中々入荷しなくてやきもきしてたけど図書室で発見!
絶対読むと決めてたので内容はさらって無い
ただ雑誌か何かのインタビューで職業柄肩こりが酷い事から発想したとか何とか
なので肩こりが出てくるのだろうと読み始めた

肩こりどころか腕が上がらなくなったりと体中原因不明の痛みに襲われ鬱が入った30代の男
同じく痛みに悩まされ改善された従妹から鍼灸院を紹介され 得体の知れない何かに突き動かされ
あれよあれよという間に一度も訪れた事の無い曽祖父の実家(というより生家だと思うんだが)
に行き不思議な運命と向き合う羽目になる

この主人公と従妹 名前を普段は山彦と海子と名乗ってるが
本当は山幸彦と海幸比古などという神話に出て来る名前を祖父から付けられている
女で海幸比古などと名付けられた従妹を思えばお前はまだましだろうと父親から言いくるめられ
物語中出て来る名前がまた次から次へと変わってて それが物語の核心に繋がってくる
仲がいいとは言えないという山彦と海子は普段 「山幸の」「海幸の」と呼び合ってるという事に
思わず吹き出してしまい 物語の方向性が何となく解って読み進めるのが楽しくなった
冒頭からここが痛いの連続で延々それを聞かされるのかと 最初はちょっと不安だったからね
開けてみれば 梨木さんらしい作品に仕上がっております

物語の最後でちょっと前の作品「f植物園の巣穴」が出てくるが
10年くらい前に読んで読書録にしてないし 完全に忘却の彼方
図書室にあるから 暇があったら読み直すかねぇ
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nightjasmin
Posted bynightjasmin