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“厭世マニュアル” 阿川せんり

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いわゆる自分探しモノかと思ったけど 面白そうなんで読んでみた
第6回野生時代フロンティア文学賞受賞作品でデビュー作ですね

主人公は小学生の頃からマスクがはずせなくなり 口裂け女 という
今更なあだ名を頂いてしまい 自分でも自分を口裂けと呼んで自分語りが始まる
大学卒業後就職が決まっていたにもかかわらず それをバックれて
家族 友人達とすっぱり絶縁して 自分の世界へ引きこもっていた口裂けは
心配した親戚(母親の姉の夫)が 店長を勤めるレンタルビデオ屋でバイトをする事になる
まともに仕事も出来ず コネ丸出しだったので同僚からは冷たくあしらわれるが
たまたま遭いたくないセンパイを避けて通った 道沿いの家に飼われていたお犬さまに
遭うことが なんとなく楽しみになっていたり 見かけた小学生が気になったり
結局センパイにとっつかまり はっきり会いたくないと言うスキすら与えられず
自分の事ばかり好き勝手に語るセンパイに 振り回される羽目になる

読んでてイライラするくらい この口裂けは自分の思った事が言えないのだが
何でそうなったのかは出てこない
ただ家族から 店長経由で来た手紙を読まずに捨てるあたりで 家族と何かあったかなって
思わせるだけで 詳しくは判らないまま終わってしまうとこが ちと残念
センパイとか同僚バイトや元友人みたいな人って 自分の事は棚に上げて
口裂けみたいに人にハッキリ物が言えないタイプの人を 目ざとく見つけては
付け込んで 振り回して 平気で傷つける
しかも無意識だったりするから 尚更性質が悪い
こんな連中とは キッパリ縁を切ったって痛くもかゆくもないんだが
店長とその家族みたいにやたらと 人と付き合わなければ人で無し みたいな
強迫観念のもと それを他人にも押し付けてくるバカもいるから 余計なお世話だっつーの
それがイジメとかで 逃げ場を失くして追い詰められてしまう原因だったりする
無理してまで好きでもない他人と 一線を越えてまで付き合う必要などないのだよ 
自分の人生は自分で責任取ればいい
放っとけ
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nightjasmin
Posted bynightjasmin