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“僕と先生” 坂木 司

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カバーの黒猫と 以前読んだ 「和菓子のアン」 で気に入った作家さんだったので迷わず借りた
読んでて前の事件がどーたらこーたらと出てくるので 調べたら
「先生と僕」という 双葉と隼人の事件簿シリーズの続編だった
前作が出たのは 2007年なのでさすがに知りませんでした

物語は 極端な怖がりの大学1年生双葉は 物事を何でも悪い方へ考えがちで
怖い本や映画が観られない 困ったコなんだが 瞬間記憶でカメラの様に記憶出来る
特技を持っている
家庭教師のバイトで受け持つ ジャニーズ張りの美少年 中一の隼人はミステリーマニアで
隼人にミステリーの手ほどきを受けながら 大学の推理小説研究会に所属し
隼人の企みで 毎回取るに足らない事件解決に 巻き込まれる双葉の日常が描かれています

確かに出てくる事件は取るに足らないのだが それはまぎれもなく犯罪だぜっていう
まぁ小説だからねって言ってしまうには ちょっと無理がある話もあって
せっかくのんびりした世界感に 一抹の黒点がってな感じがして 残念です
ホッコリする結果ばかりではないところに 逆に作者の意図があるのかも
最後の マ行の黒蜥蜴 ってフレーズに???
黒蜥蜴といえば 江戸川乱歩だが マ行とな? それは三島由紀夫の事なのかしらん?

隼人に 双葉でもこれなら読めるとお墨付きをもらった 殺人とか出てこないミステリ小説が
毎回出てくるんだけど 古典の名作が多くて しかも殆ど読んだ事がないか
読んだけど内容を忘れているのばっかで 自分まだまだだなぁって思った次第
そういえば 私が若かりし頃 すでに古典の名作は訳が古臭くって 旧かなづかいだったりして
すっげぇ読みにくくって 敬遠して読まなかった(読めなかった)物が多かったな
言い訳くさいけど(言い訳です) 村上春樹さんも 文章にも旬があって
50年も経てば古くなるのは当たり前だから 定期的に翻訳し直すべきだと言ってたし
実際 自身の作家活動の他に 精力的に翻訳もしてらっしゃいます
海外のペーパーバックを置いている本屋さんのPOPでも 「翻訳が待たれる作品」とか
書いてあったりして 私も翻訳してもらえるのを待っている本が沢山あります
ただ 出版業界も不況で あまり儲けのでないミステリ作品は中々出版してもらえないし 
翻訳家方のギャラが著しく下がってて 食えなくなったって話も聞こえてきます
こうなると 自分で訳しながら読むしかないみたいですね
もんのすごーく 時間がかかるし クォリティはアレなんだけど
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nightjasmin
Posted bynightjasmin