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“サナキの森” 彩藤アザミ

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お初の作家さんです
2014年に新潮ミステリー大賞を受賞したデビュー作
変わったタイトルは作中に出て来るホラーミステリのタイトル
意味は是非読んでみて下さい

物語は売れない作家だった祖父(100歳超)の遺品や著作を整理していて
可愛がっていた孫 紅に順番に読んで欲しいと本棚に並べられていた最後の本「サナキの森」に
現金と謎のメッセージというか頼み事が挟まれているのを発見した元学校教師 紅
このまま猫ババしちゃおっかなと思ったが 無職の暇つぶしには丁度いいかと
律儀に頼まれたある品を探しに住んでいる盛岡から遠野の佐代村へと出かける
しかし指定された村の神社の社の中で探しているところを
地元の中学生泪子に咎められるが 何故か意気投合してしまう
泪子は「サナキの森」を知っており 泪子の家で大昔に起きた殺人事件を元にしていると聞いて驚く
その殺人事件は未解決で 死人に生きた嫁を貰って一生閉じ込められるという「冥婚」が実際に
行われていた中での殺人事件で祖父は親友と訪れた泪子宅で起きた事を小説にしたのだった
そこから無職の27歳と中学生のでこぼこコンビによる謎解きが始まる

祖父の書いたおどろおどろしい「サナキの森」パートと
紅と泪による軽いやり取りが対照的に描かれてます
紅が10年間も片思いしている男が 紅に内緒で調べに来た時点で
「すわっコイツが犯人の関係者かっ」と意気込んだもののそこはあっさりスルー
ちゃんと起承転結があって謎も解けて この手の話では珍しくやりっ放しは無し
何だか今ドキな感じなのかしらん この軽さが逆にイイ味出してます
将来公務員になりたいという泪にそれは勿体ないと思う紅に
絵ウマイんだから絵描きになればいいと泪に言われビックリする紅
人って他人の事は分かっても自分自身の事は良く分かってないもんなんだね
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nightjasmin
Posted bynightjasmin