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アリス・シーボルト ”ラブリー・ボーン”

アリス・シーボルト”ラブリー・ボーン”
今年頭の映画公開で知った作品 勿論映画は観てません
映画館なんてもう30年近く行ってねぇし 映画あんまり好きではないので
テレビでやってたら見るかなぁくらいにしか思わないんだけど
原作は是非読んでみたいと思ってたら 移動図書で入ってきたのでさっそく借りました
物語としては 1970年代前半アメリカ レイプされ殺された女の子が 幽霊になって
残された家族を見守る話 てっきり幽霊のスージーが犯人探しを手伝って 
事件解決でめでたし なーんて単純な話だと 思って読んだら そうはいかなかった
事件は全然解決しないし 犯人は易々と逃げてしまうし 警察は無能だし
担当刑事は被害者の母と不倫してくれちゃうしで 読んでて欲求不満になるなる
映画はまさかそのまんま 映画化してるわけ無いよね?と 気になり
映画情報サイトで検索してみたら 案の定 ”犯人逮捕がないまま終わって不満だ”
的な 不評コメントたらたらだった まんま原作通りに作ったようですが
観る方はそこを期待して観るわな 普通
映画公開時にテレビで宣伝番組やるじゃないですか あれ観たんですけど
始終 監督がロード・オブ・ザ・リングの監督だとか 天国のシーンの映像美が
すごいだとか そんなとこばかり 褒めてたのは やはりそこ以外に決め手が
無かったんだなー 配給会社も苦労したでしょうね スージー役の女の子がまた
むちゃくちゃ可愛いかったから 余計にねぇ
でもねー 読んでるうちに それはそれで すごい話だなーと思った
不倫した挙句家出してしまう母親に 最初すっげぇムカつくんだけど
最後の方で帰って来て 黄色の水仙が印象的に出て来る場面で あることに気が付く
スージーの死から1年経って事件現場に母を除く家族や近隣の住民が追悼集会を
開くために集った時 すでに黄色の水仙が供えてあって 誰が供えたのか
分からなかったのだが それは母がやったのだと 妹と読者は気づかされるのだ
確かに自分勝手で困った母親ではあるが 決してスージーのことを愛していなかった
わけでなく むしろスージーがいたからこそ 危うくバランスを保っていたのが
スージーの死によって 壊れてしまった故の行動だったんだね
スージーが冷媒体質の女の子の体をかりて 死ぬ直前のボーイフレンドだったコと
思いを遂げるシーンは とっても切なかったです
物語の背景は1973年のアメリカで スージーの妹が背伸びしてエリカ・ジョングを
読んでるとスージーが語るのだが 実は私も読んでました エリカ・ジョング!
背伸びしちゃってさ 懐かしいなー 大体同年代でアメリカかぶれでしたから
自分の青春時代とダブらせて 読みました

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Posted bynightjasmin